みずー工房

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「宅墓」について調べてみた

最近は、亡くなるとそのまま墓地に埋葬ってなるだけじゃないみたいですね。
自宅に骨壺を置く「宅墓」というものが流行ってるみたいなので、まとめておこうと思います。



子供の時から、お墓が家じゃなくてお寺にあることに、ずーっと疑問 を感じてたんですよね。
近ければ手入れもしやすいし、もっと寄り添うことができるのになーっと。


まあ、自宅には仏壇というものがありますし、
そこでも手を合わせるという意味では、差別化するためかなーとも思ってました。


でも調べてみると、お墓と仏壇って全然意味が違うようで、
しかも、 お墓って自宅の敷地内に作って埋葬しちゃいけない みたいですね。全然、知らなかった!


お墓は、遺骨を埋葬する場所です。故人の魂が眠っています。
埋葬するのは「自然に還す」という意味合い があり、古来からの考えに基づいた形のようです。
そのため、屋内よりも屋外で自然の多い場所が理想的みたいです。


仏壇は、位牌(いはい)をおさめることで 「故人が仏の弟子になるため」 に行われるためのものだそう。
もっと簡単に言えば「成仏してほしい」ということのようです。
仏壇には、故人の魂だけでなく御本尊様を祀ります。遺骨は納めません。


このように、どちらも故人の魂が眠るとはいえ、考え方が違うようですね。


で、さきほど「自宅敷地内にお墓を作り埋葬しちゃいけない」と書きましたけど、
これは「墓地、埋葬等に関する法律」(墓埋法)によって定められているからです。
この法律によれば 「墓地以外の区域に埋葬をしてはならない(第4条)」 そうです。違法なんですねー。


この法律ができた経緯について、以前調べた時は、殺人事件が起きたときなどに、
勝手に燃やして、死体を埋められるのを防ぐため だった気がします。
田んぼに作られたお墓も敷地内ですが、いまも残っているお墓は、この法律が作られる前のもののようです。


とはいえ、自宅の敷地内に墓石を立てているのを見たことがありませんか?
これは「自宅墓」というものだそうで、遺骨を埋葬をしないお墓のようです。


すぐ近くで供養できて、便利ってことのようですね。遺骨は別に保管します。
つまりは、遺骨を埋葬しなければ、自宅敷地内で管理しても違法ではないってことのようです。


さらに「埋めない」ことを利用したものが「宅墓」ってことのようです。
「宅墓」は、小さな骨壺などを用意して遺骨を入れて自宅で管理 します。
自宅で管理はするけれど、埋めてはいないのでOKってことですね。
もちろん、その骨壺を埋めるのはアウトですけどねw


宅墓用の骨壺は、インテリアとしても置いておけるデザインもある ようで、
家に置いておく分には、そこまで目立つことなく馴染みそうですね。


「家に遺骨を置いておくと良くない」みたいな話もあるそうですが、
まあ、人それぞれの心の持ちような気もします。
こういうことを考えるのはもう少し先な気もしますが、勉強になりました。。。