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【防災】土砂災害警戒情報について

台風等の大雨により土砂災害の被害が予想される時に発表される「土砂災害警戒情報」についてまとめます。
警戒レベル「4」相当にあたるので、発表された場合は即座の避難が必要です。


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土砂災害警戒情報について

概要

土砂災害警戒情報は、気象庁都道府県が共同して発表される情報です。
大雨警報が発表されている状況下で、土砂災害による被害が予想される場合に発表 されます。
2000年7月以降から土砂災害に関する情報を発表し始めました。


反対に土砂災害警戒情報が発表されている場合には、大雨警報が解除されません。
雨が降っていない場合にも大雨警報が続けて発表されるのは、大雨警報の発表基準に土砂災害に関する指数も含まれているためです。


2008年3月以降から47都道府県で発表 されるようになっていますが、大東島地方のみ対応していません。
対応していない理由としては、大東島地方では土砂災害の危険性が認められていないためです。


警戒レベルと取るべき行動

警戒レベルは「4」相当に設定されており、直ちに避難が必要です。
発表情報以外に危険を感じたり、避難に時間がかかると考えた場合は、躊躇なく早期避難することが有効 です。


以下が警戒レベルの一覧と取るべき行動です。

レベル 住民が取るべき行動 浸水の情報(河川) 土砂災害の情報(雨)
5相当 命を守る最善の行動 氾濫発生情報 大雨特別警報(土砂災害)
4相当 全員避難 氾濫危険情報 土砂災害警戒情報
3相当 高齢者など
避難に時間のかかる方は避難
氾濫警戒情報・洪水警報 大雨警報
2相当 ハザードマップ等で
避難方法を確認
氾濫注意情報 -
1相当 最新情報に注意 - -
関連記事
警戒レベルについて詳しく知りたい方は、こちらからどうぞ。


大雨警報(土砂災害)の危険度分布について

土砂災害警戒情報は、警戒レベルが「4」になるまで発表されないため、早期避難が難しいかもしれません。
一方「大雨警報(土砂災害)の危険度分布」は、危険地域に対して地図が着色されて発表されます。
こちらでは レベル「3」以前も地図に記されているため、高齢者の方などの早期避難に役に立ちます。


以下は発表時に地図で使われる色とその意味です。
※今後「避難勧告」という文言は見直される可能性があります。

レベル 色が持つ意味 住民が取るべき行動 内閣府の避難ガイドライン
4相当 極めて危険 全員避難。すでに避難完了が望ましい 避難指示
非常に危険 迅速に避難すべき ※避難勧告
3相当 警戒 高齢者など避難に時間のかかる方は避難 避難準備・高齢者等避難開始
2相当 注意 ハザードマップ等で
避難方法を確認
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情報の入手先

土砂災害警戒情報 は、こちらの気象庁のページから情報を入手できます。
土砂災害警戒情報 - 気象庁


大雨警報(土砂災害)の危険度分布 は、こちらの気象庁のページから情報を入手できます。
大雨警報(土砂災害)の危険度分布 - 気象庁



おわりに

特に「大雨警報の危険度分布」は早期避難に重要です。
土砂災害から身を守るために、発表される情報を事前に確認しておきましょう。