みずー工房

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はやぶさ2が帰ってきた!

12月6日、小惑星探査機「はやぶさ2」が地球に帰還し、カプセルが地球に到着しました!
いまいちど「はやぶさ2」について、少しまとめておこうと思います。

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はやぶさ2」はJAXAや日本の企業・大学が共同で開発した、小惑星探査機です。
小惑星リュウグウ」のガスや表面と内部の砂を回収して、地球に持って帰るくるのが主なミッションです。
探査機が往復して地球に試料を持ち帰ることを「サンプルリターン」って言うそうです。


持ち帰った砂やガスからは、宇宙や地球の起源が解明できるのではないかと期待されています。
私も詳しくはわかりませんが、水素についての解析などを行うようです。


はやぶさ”2”ということは、もちろん「はやぶさ」には初号機が存在します。
この初号機は2003年に打ち上げられて、小惑星イトカワ」の探査を行ったのですが、
とんでもないトラブルにいくつも見舞われてましたね。。。


初号機は2004年に地球に帰ってくる予定だったのですが、途中行方不明になるなど、
サンプル採取どころか地球に帰ってくるのも怪しかったのですが、なんとか2007年6月に帰ってきました。
絶望と奇跡のドラマが多い「はやぶさ」初号機については、別途記事にしたいですねー


打って変わって、はやぶさ2の運営は比較的安定したようです。
「初号機と比べてドラマがない」なんて言われるようですが、前回の反省を生かした結果でしょうし、
開発者のメッセージとかを読むと、大きな苦労が書かれていたりして感動しますよ!


この苦労の原因の1つとして考えられるのが「予算」の問題ですかね。
アメリカと比べれば、宇宙関連の開発費は1/10程度のようで、昨日の「クローズアップ現代+(NHK)」でも、
プロジェクトマネージャーの津田さんが登場しておっしゃってましたね。少ないなあと。


それでもあらゆる工夫を施してやり遂げてしまうのだから、本当にすごいですよね。
津田さんははやぶさ2のことを「お弁当箱」って呼んでました。
あらゆる”日本”の技術の詰め合わせということだったと思います(記憶が曖昧...)。



やはり「はやぶさシリーズ」で注目すべきは、イオンエンジンでしょう。
この イオンエンジンは、初号機から搭載されているもので、キセノンを利用した効率の良いエンジン です。


無重力空間であることを活かしたエンジンで、 最高で「秒速33km」で運行が可能です。
時速に直せば「(33x3600=)118000km」程度の速度が出ていることになります。わお。
ちなみに「1マッハ」(音速=340(m/s))は、時速「1224km」程度です。大体100マッハくらいですかね?


でも地球上では使えないみたいで、威力的には1円玉を持ち上げるのがやっとくらいだった気がします。
無重力を活かしてこそのエンジンですね。
昔、本で読んだような気がするのですが、見つかりませんでした...



...本当はもっともっと書きたかったんですけど、ダラダラいきそうなのでここらでやめときますw
はやぶさ2は、また地球を離れ自由に宇宙を探索するみたいです。まだまだ注目ですね!
はやぶさ2の映画でもできたら観にいきたいなー