コロナの指標がよくわからん...！

本日、関西や九州などでも国からの緊急事態宣言が、11都府県に拡大されましたね。。。
コロナの指標ってよくわからないなあと思ったので、調べたり自分なりに考えをまとめてみたりしました。

参考

コロナは2020年に留まらず、2021年も猛威をふるっていきそうですね。いつ収まるのやら。。。
1月13日時点で全国で累計30万人の陽性者が確認されたそうです。

年末年始になってから急激に人数が伸び始めていますけど、
これらってクリスマスだったり帰省だったりの影響で一時的に増えてるんですかね？
そうだとありがたいんですけれども。。。

騒ぎすぎだとかマスコミに踊らされてるみたいな話もよく聞くので、
実際には、 どんな指標を見て判断していけばいいのか を考えようと思います。

緊急事態宣言発令に際し、政府が判断している指標

コロナに対応するために、 政府分科会が定めた指標は以下の6つです。
これらの指標を一定以上超えると、措置を講じる必要が出てくるというわけですね。俗にいうステージです。

病床使用率 (%)
療養者数 (人/10万人 ;人口比)
PCR検査陽性率 (%) - 直近1週間
新規陽性者数 (人/10万人 ;人口比)
直近1週間と前週の新規感染者数の比較 (倍)
感染経路不明者の割合 (%)

2度目の緊急事態宣言が最初に出された1都3県では、12日も多くがステージ4(最悪)の基準を超えています。

病床使用率については、県によって基準がバラバラになっているようで、
政府は「最大確保できる数」を求めているのに対し「すぐ使えるベット数」を利用して発表する県もあるそう。
基準がバラバラだと、いざという時に県相互で受け入れとかはできるんですかね...？

そういえば、2020年5月の時は「実行再生産数」とかも入ってたような気がするんですけど、
なくなっちゃいましたね。「重傷者数」もないです。。。

これら6つの基準は、全て割合が用いられている んですよね。
全ての都道府県でも使えるよう汎用的に定められています。
なので「東京都で2000人超が感染した」といった数値は、判断に使わないわけです。

一方でマスコミは、どちらかというと「2000人超えました！」といった報道が加熱気味になるので、
騒ぎすぎといった感じに取られがちなんでしょうね。
ただし「分科会で利用している新規陽性者数」でも、東京はステージ4の3倍以上の数値を叩き出してるので多いことには多いですよ！

「PCR検査の陽性率」は検査数を考慮して見ることができる指標 なので、前から注目されてる値です。
都知事もこの前まで「PCR検査数が増えたので、陽性者数も増えたのです。陽性率を見てください」と
言ってたような気がします。

執筆現在、東京都の陽性率は15%前後を推移しているので、あまり言い訳にも使えなくなってきましたね。

私がここ最近の陽性者数の推移を見てて、1つ気になるのは、
「いままではクラスター(集団感染)が確認されて、人数が急激に増えて減る」って感じがしてたんですけど、
最近は「じわじわと人数が増えている」って感じがしてて、市中感染が怖いです。

クラスターが発生する方が、どちらかというと原因が究明しやすく対応しやすいと思うんですけど、
市中感染ってなってくると、もうどこで感染したかもわからないので対応もしづらくなってくる気がします。

第1波や第2波は「夜の街」というのがキーワードになってたと思うんですけど、
これは、夜の街でクラスターが発生するのを抑えようっていう動きだったんだと思うんです。
でも、 今回は夜だけが悪い感じでもないのに、飲食店を20時以降閉める対応を取ることになってますよね。

実は、政府も対応を見失ってるのではないかなと思ってます。
クラスターではない原因の究明が難しくなっていて、クリティカルな対応ができないのかなあと。

市中感染が広がっているかどうかを確認する指標 とかも個人的には加えても良いような気がします。
具体的には、完全無作為で人を選んでPCR検査を実施するという方法です。

いままでの検査は、感染の疑いのある人(濃厚接触者など)が主で、限定的な集団だったと思うんですけど、
それだと陽性率も上がり気味になるので、市中でどれくらい広まっているかはわからないです。
そうではなくて、 ランダムに選んで検査することで潜在的な感染率が割り出せる のではないかなと思います。
ただし、検査数の大幅な拡充が必要になったり、地域をどう切り分けるかなどは問題になります。